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ビー玉を Looking Glass に入れるころがりうむを ELF-SR1 でも作った話

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これは ELFちゃん(ELF-SR1) Advent Calendar 2020 - Adventar  の 9 日目です。 ELF-SR1 をお借りする機会に恵まれたので、これを作りました。 ELF-SR1 でもビー玉からころがりあんが生まれました。キュウ! #ELFSR1 pic.twitter.com/liOiGQ2pDS — ころがりあん(ころがりうむ公式) (@korogarium) December 8, 2020 これは Looking Glass で作ったこちらを元にしています。 ビー玉から生まれるふしぎな「ころがりあん」のすみか、『ころがりうむ』です。キュウ pic.twitter.com/JMxBBTYuiB — ころがりあん(ころがりうむ公式) (@korogarium) August 31, 2020 Looking Glass と ELF-SR1 はどちらも裸眼立体視ディスプレイですが、性質には少し違いがあり、向いているコンテンツもいくらか異なります。 とはいえせっかくなので ELF-SR1 ではどうなるのか作ってみることにします。 やったこと とりあえず 開発者ガイド をぜんぶ読みました。シーンのデザインガイドラインなどが日本語で簡潔にまとまっているのですぐ読めてよいですね。 部屋をこの箱を目安に配置調整していきます。 (画像は https://www.sony.net/Products/Developer-Spatial-Reality-display/jp/develop/Design/Scene.html より) 箱に納めたほうが「多くの人に見やすく自然」とのことですが、奥行きはちょっと多めにとることにしました。奥が割ときれいに描画できるのも ELF-SR1 のいいところですね。奥に窓をつけて遠景の山でも表示したら、もっと良さを引き出せたかもしれません。 今回はプロトみたいなものなので、ダンボールで筐体をやっていきます。50 万円とのコントラストが絶妙ですね。はじめ天井は手前いっぱいまで作りましたが、下方向のトラッキングに影響が出すぎたのと画面がだいぶ見えなくなって惜しかったので切りました。左側のトラッキングを煙突下パーツがまだ遮っているので、今後があれば改良します。 左右の三角の鏡面は、この場合は不自然なのでもっとマットでも

白黒イラストを 3D プリントしてコインやキーホルダーを作る方法

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これはなに こういう白黒イラストから こういうコインをプリントする方法です。 イラストはリアル嫁氏が描いたものです。 (キャラクターはカービィ、サンド、ピカチュウをお借りしています。カエルは完全オリジナルのけろぴっぴですが、けろっぴをリスペクトしているとのことです。) 白黒イラストのプリントのすすめ 「お父さんの部屋にあるなんか高い機械で、揺らすと怒られるやつ」、それが 3D プリンタです。 これでは旗色がわるいので、ここはひとつ「ぼく / わたしにも使える楽しいやつ」になってもらいます。 モデリングを覚えてもらうのはハードルが高いかもしれませんが、イラストならすぐです。 上の元絵はデジタルで描いてくれましたが、紙とマジックでも大丈夫です。仕上がりが不安ならこっそり白黒 2 値化してあげましょう。 線が細くなりすぎないようにだけ気を付けてもらうとよいと思います。 導入当初からこの活動を行っていた甲斐もあってか、家庭内通貨の製造依頼は嫁氏の方から来ました。ヤッター 方法 FlashPrint だけ使う方法 FlashForge のプリンタ用スライスソフト FlashPrint ( https://flashforge.co.jp/support/ ) は、グレースケール画像からモデルを作ってくれる機能があります。 STL や OBJ を吐けるので FlashForge のプリンタ以外でも問題なく使えると思います。(うちは Adventure3 を使っています。) バージョン 4.2.0 現在、ロード > 画像を選択するだけで OK です。 完成です!もう何も書くことはないですね。 ……コイン状にしなくてもよければ実際もう完成で、とてもお手軽です。 コイン状にしようとすると、ベースの厚さを 0mm にできないうえ、画像の周囲を透明にしても黒と判断されてしまうため、一手間必要です。 画像の中にグレーを流してやり(周囲は透明でなく白です)、 ベースの厚み + 0.1mm くらいの Z 平面でカットし、 下の板を捨てれば今度こそ完成です。 かんたん! あと 2 種類方法があるのですが……元絵が白黒(グレースケールでなく 2 値)ならこれが一番おすすめの方法なので、飛ばしてしまっても大丈夫です。 FlashPrint + Blender を使う方法 元絵にグレーを流さずに