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HTC Vive の音声ミラーをスクリプト制御する (ソーシャルスクリーンのネタバレ対策)

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HTC Vive を展示等で利用する際、HMD を着けている人が見ている映像 (あるいは第三者視点の映像) をディスプレイに表示する ソーシャルスクリーン は、周囲の人を楽しませ、惹き付けるのに有用なことはよく知られています。 この際、映像と合わせて音声も スピーカー出力 できるとより良いことが多いです。 ヘッドフォンの音声を物理的に分岐する、サーバー/クライアント構成をとり HMD 接続 PC とスピーカー接続 PC を分けるなど、いくつか方法はありますが、SteamVR の設定でも簡単に実現できます。 以下のように、 「設定」 > 「オーディオ」 > 「デバイスにオーディオをミラーする」 でスピーカーを選択するだけで OK です。 さて、 ネタバレ対策 で一部のシーンでソーシャルスクリーンを隠したいことがあると思います。 映像の方は例えば Unity のカメラ制御などで前面に出せばできるので詳細は割愛しますが、音声ミラーも合わせてオンオフしたいので、 オーディオのミラーリングのオンオフ を スクリプト制御 することを考えます。 Unity + SteamVR Plugin 1.1.1 を使っている場合、以下でできました。 (2017/1/15 追記 : SteamVR Plugin 1.2.0 の場合、下記 11 行目、GetString() の引数 "" を削除してください。API が変わっています) GetString() すると、以下のような文字列が取得できます。 "{0.0.0.00000000}.{4bad97d2-1df8-4fdb-bf3b-ccb574d6ff34}" これを SetString() してから Sync() すれば反映されます。 ミラーリングしないときは空文字列です。 上記の文字列はデバイスのプロパティのバス関係の末尾と同じなように見えます。 openvr_api.cs には他にも CVRSettings.SetBool(), SetInt32(), SetFloat(), SetString() と複数のセクション、キーの定義があるので、SteamVR の設定の多くはスクリプト制御できるのではな